この数年、高齢者ドライバーによる交通事故が年々増加しています。

1ヶ月ほど前には東京池袋で乗用車が暴走し母子2人が死亡した無残な事故がありました。
運転をしていたのは87歳の高齢者。

遺されたご遺族のお気持ちを思うと言葉が出ません。
このような無残な事故を未然に防ぐことはできなかったのでしょうか。

免許更新の際に、満70歳以上の高齢者は「高齢者講習」「シニア運転者講習」
「チャレンジ講習と特定任意運転者講習（簡易講習）」のいずれかを受講、
さらに、75歳以上の場合は、認知機能検査と高齢者講習を受けなくてはなりません。

しかし、体の衰えや反射機能の低下など、少しでも運転に不安を覚えたら運転免許証の
自主返納をおススメしたいと思います。

運転免許証を自主返納すると、身分証明の代わりとして「運転経歴証明書」と言われる
証明書が交付されます。（自主返納から5年以内に申請）
「運転経歴証明書」を提示すると自治体によって、市営、・県営バス、電車の割引券や優待券、
お店での購入品割引や旅行割引などの特典を受けることができます。

運転に自信のある方や、車が無いと生活できない地域にお住まいの方々には自主返納への
意識はまだまだ低いと思います。
しかし、事故が起きた後に後悔するよりも、未然にできる事はないのか周りの家族が協力できること
はないのかを、今しっかりと考えていくべきではないかと思います。

高齢化社会へと突き進んでいく未来、今後の重要な社会問題として取り組むべきではないでしょうか。