毎回、ブログを書くときに思うのは、もうこんなに時が経っていたのか、という驚き。
という事で、もう１２月です。
昨年の一年の締めくくりの漢字一字は、「密」でした。
今年は何になるのでしょうか。

先日、息子が我が家の愛犬の写真をiPadで連写しているのを見ていて、ふと私の言った一言。

「そんなに何枚も撮って、もったいないよ」

息子「え？もったいない？なんで？」

この会話を聞いていた主人が「さっきのは昭和生まれの人の一言だったね〜」と、ニヤニヤ。

そうです。私は昭和生まれです。
「写ルンです」が流行っていた時代に生きていました。
一枚写真を撮っては、右上のフィルム巻きをジリジリと音を立てながら巻いていました。
一枚も無駄にしないように目をしっかり見開いて笑顔は完ぺきに。失敗は許されない。
そして、ネガを明るい空に向けて、焼き増ししたい写真を選んでいた時代でした。

朝から、昭和生まれ同士の夫婦が、写真の移り変わりを思い出しながら、懐かしいねーとはしゃいでいるのを見て、子供達は「写ルンです？？なにそれ？？？」とぽかーん。
デジタルの世界しか知らない子供達。
学校の宿題もiPadでする時代です。
不便さを感じない時代ですよね。

なんでも便利になっていく時代ですが、（今思えば）不自由だった昔も、それはそれでよかったなぁと思います。
そして、何よりも、ほんの少し前だと思っていた事も、もう何十年も前だという事に驚き、自分も年を取ったものだなぁと思うのでした。

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